これまで、歯医医院は「痛くなったら行く」場所でした。
しかし、リュウデンタルハウスは、「痛くならないために、
悪くならないために行く」場所として愛されたいと思って
います。
まるで友人の家（ハウス）に遊びに来たような気分で、
気軽に来ていただけるような歯科医院をつくりたいと思い
ます。
ご自分の歯で一生、美味しく食事をしていただける様、
私たちも皆様の健康サポーターとして共に進んでいきた
いと思います。
私立明海大学歯学部卒業
私立明海大学付属PDI埼玉歯科診療所（入間市）にて研修
清水歯科医院（静岡）勤務
特技：バスケットボール、スノーボード
幼少の私は体がとても弱く、鼠径ヘルニア、アデノイド（扁桃腺の巨大化）の切除、さかさまつげなどいろいろな手術を受け、両親にいつも心配をかけていました。私が手術のたびに、母が「ごめんね。」と言いながら泣いていた事を今でも覚えています。そんな私は、自分を助けて下さった先生方に憧れ、いつしか自分も先生方のような人の役に立つ仕事につきたいと思うようになりました
小学校に入ると嘘のように体が丈夫になり、陸上やバスケットボール、アイスホッケーなどいろいろなスポーツに没頭しました。大勢いるスポーツ選手の中でも、私はマイケルジョーダンに憧れていたので、バスケットボールは特に頑張っていました。
中学校は地元の公立校に進学、小学生時代から力を入れていたバスケットボール部に入部しました。3年生では部長としてチームを引っ張り、熱心に活動しました。
高校は自分がどうしても行きたかった学区外の私立の高校を目指し見事合格。高校生活は寮生活という事もあり、掃除、洗濯など今まで経験してこなかった事の連続でした。この時初めて、今まで気づかなかった親のありがたさを痛感したのを覚えています。
もう一つ高校生時代は歯科医師を目指すきっかけとなる、重要な出来事がありました。
それは地元のデイサービスのボランティア活動に参加した時のことです。ある、おばあちゃんから、「入れ歯が痛いのだけど診てもらえるかい？」と言われた事がありました。何の知識もない私は見てあげるだけで、痛みを取ってあげられなかった事をとても悔しく思いました。もともと医療の道に進みたいと思っていた事もあり、この時の体験がきっかけとなり、迷わず歯科医師の道に進もうと決心したのを昨日の事のように覚えています。
歯科医師の道に進もうと決心し、明海大学歯学部に入学する事ができました。
歯学部の授業で一番印象に残っているのは、総義歯（入れ歯を作る）の実習です。私が歯科医師の道に進む決心をした最大のきっかけ、ボランティアで「入れ歯が痛いのだけど診てもらえるかい？」と話しかけてくれたおばあちゃんの入れ歯を治したいという思いで頑張っていた事を懐かしく思います。
大学卒業後、私は歯科医師免許を取得し夢を現実にしようとはりきっていましたが、現実はそう甘くはない、というのを幾度となく経験しました。自分が思っているようには手が動かず、自分のしたい治療ができず、悔し涙を流した事もありました。
技術を磨くため、形成実習（歯を奇麗に削る練習）の試験がとても厳しい事で有名な病院で研修を積み、歯の模型を使用し歯を削る練習を何百本と行い、気がつくと朝を迎える事も度々経験し現在に至っています。
そんな中で何より支えになるのは、やはり患者さまに喜んでいただけることに尽きます。最初は心を開いてくれない患者さまが治療することで笑顔になり、やがて心を開いて頼りにしてくれる…そんな繰り返しが今の自分を成長させてくれる原動力になっています。今回、勤務先の患者さまに他の場所で開院するので辞めなければならないことをお伝えしたところ、私のところに通いたいと強く望んでくれた患者さまが多く大変嬉しく思いました。その中でも印象的だったのは、「入れ歯の不具合で困っていたけど、先生に治療を受けて良くなったのに…残念だわ」と言ってくれた、おばあちゃんがいました。なんだか高校時代のボランティア活動の事がよみがえり、とっても救われた気がしました。そのように言ってくださる患者さまを１人でも増やせるように、これからも努力していきたいと思います。
歯科医療は日々進化しています。最新の技術、設備を取り入れながら、今後も努力をしていく所存です。最後までお読みいただき感謝します。ありがとうございました。